工業簿記の基礎
工業簿記とは
今までこのサイトで説明している商業簿記は商品売買を営む企業のための簿記になります。それに対して、今回から説明する工業簿記は製造業を営む企業の簿記になります。
製造業を営む企業の主な企業活動は、材料を仕入れ、仕入れた材料を加工して製造し、製造した商品を販売することです。 単純に製品の製造といいましたが、この過程の材料から製品への製造活動を記録することが工業簿記の中心となります。
製造業を営む企業の主な企業活動は、材料を仕入れ、仕入れた材料を加工して製造し、製造した商品を販売することです。 単純に製品の製造といいましたが、この過程の材料から製品への製造活動を記録することが工業簿記の中心となります。
原価計算
原価とは、一般的に製品の製造に掛かった製造原価を指します。一方で、販売費(製品を販売するために掛かった費用)、および一般管理費(会社の運営・管理のために掛かった費用)を含めた原価を総原価と呼ぶ場合もあります。販売費、一般管理費をまとめて販管費とも言ったりします。
また製造業を営む企業でも会計期間は一年ですが、原価計算では通常一ヶ月を計算期間とします。原価計算に一年間掛かってしまっては利益を算出して販売活動を計画するという行動に影響が出てしまいます。
工業簿記では製造原価を求めるための原価計算を行います。原価計算と一言で言ってしまっても、原価の分類、原価計算の種類によって色々異なってきます。順を追って覚えていきましょう。
材料費、 買入部品費、 工場消耗品費、 消耗工具器具部品費など
賃金、 給与、 賞与、 雑給、 法定福利費など
賃貸料、 外注加工費、 通信費、 水道光熱費、 減価償却費など
上記三つの種類別分類と組み合わせて、直接材料費・直接労務費・直接経費に分類できます。
上記三つの種類別分類と組み合わせて、間接材料費・間接労務費・間接経費に分類できます。
次ページ以降ではこれらについてもう少し詳しく説明します。
また製造業を営む企業でも会計期間は一年ですが、原価計算では通常一ヶ月を計算期間とします。原価計算に一年間掛かってしまっては利益を算出して販売活動を計画するという行動に影響が出てしまいます。
工業簿記では製造原価を求めるための原価計算を行います。原価計算と一言で言ってしまっても、原価の分類、原価計算の種類によって色々異なってきます。順を追って覚えていきましょう。
原価の種類別分類
製品の製造に関わる原価は以下のように大きく三つに分類することが出来ます。材料費
製品の材料となるもの、または製造過程で必要となるもの。材料費、 買入部品費、 工場消耗品費、 消耗工具器具部品費など
労務費
製造に関わる人的資産に発生する費用。賃金、 給与、 賞与、 雑給、 法定福利費など
経費
材料費、労務費に当てはまらないもの。賃貸料、 外注加工費、 通信費、 水道光熱費、 減価償却費など
原価の分類
また、上記の費用は特定の製品に対しての費用と分類できるもの、または全ての製品に対して発生する費用か否かで以下のような分類も出来ます。製造直接費
製造直接費とは、特定の製品の製造に掛かった費用であることが明確に分かる費用です。例えば製品Aでしか使用しない部品であるとか、製品Aの製造にしか関わっていない従業員の給与といったものが挙げられます。上記三つの種類別分類と組み合わせて、直接材料費・直接労務費・直接経費に分類できます。
製造間接費
製造間接費とは、逆に特定の製品の製造に掛かった費用であることが分からない費用のことです。例えば工場で使用している機械の燃料などが挙げられます。上記三つの種類別分類と組み合わせて、間接材料費・間接労務費・間接経費に分類できます。

